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インドの政治制度 インドのせいじせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

インドの政治制度
インドのせいじせいど

連邦制の政治制度を採用している民主共和国である。連邦は中央,東部,南部,西部,北部の5地方制をとっているが,根本的には権限を中央政府にゆだねた州の連合体であり,憲法によって州と中央政府との管轄範囲を明確に規定している。中央政府は外交,国防,通貨,経済計画に関して諸権限をもち,州政府は農業,保健衛生などを所管する。また教育は共通事項である。中央政府は,大統領,副大統領,首相以下の内閣をもって構成されている。大統領は国家元首であるとともに国防軍の最高司令官を兼ね,連邦の行政権はすべて形式的には大統領に帰属する。しかし大統領は非常事態においては強大な非常大権を付与されるとはいえ,通常時においては議院内閣制が行われ,行政的実権は連邦議会の下院の第1党党首であって,大統領により任命される内閣の首相にある。したがって連邦議会は両院制をとるが下院が優越しており,内閣は一体として下院に責任を負う。州政府の組織も中央の連邦政府の組織と類似した構成をとり,大統領任命の州知事が,州議会の多数派の指導者のなかから知事が任命する州首相以下の州内閣とともに州行政にあたる。州議会は一院制か両院制かのいずれかを採用し,議員数も州により異なる。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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