インドシナ難民(読み)インドシナなんみん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

インドシナ難民
インドシナなんみん

ベトナム,カンボジアラオスなどインドシナ諸国から流出した難民。もともとはベトナム戦争末期,1975年のサイゴン陥落に伴い,旧南ベトナム体制側協力者が政治的理由から国外脱出をはかったことから始った。しかし,70年代末に起ったベトナムのカンボジア侵攻や中越紛争で,インドシナ全域にわたり政治的混乱や食糧難などが発生,多くの避難民がでた。その後も経済的なチャンスを求めて国外渡航をもくろむ,いわゆる経済難民の流出が続き,アメリカ,カナダ,オーストラリアを中心とする難民受入れ国では,受入れ審査の厳格化などの対応を迫られた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

インドシナ難民

1975年のベトナム戦争終結後、社会主義体制になったベトナム、ラオス、カンボジアからは、迫害や混乱を恐れる300万人以上がボート陸路で国を脱出。日本政府は78~2005年にかけて約1万1千人を受け入れた。神奈川県は80~98年に大和定住促進センターが置かれたこともあり、全国有数の多住地域。横浜市北西部から県央湘南などに住む。

(2016-05-23 朝日新聞 朝刊 横浜・1地方)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

大辞林 第三版の解説

インドシナなんみん【インドシナ難民】

1975年の南ベトナム崩壊以降に発生したベトナム・カンボジア・ラオス難民。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

スロースリップ

地球の表面を構成するプレートの境界面において、プレートがゆっくりと滑って移動する現象。この移動が一気に起きるとプレート境界地震になる。プレートどうしが強く固着した、アスペリティーと呼ばれる領域以外で生...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

インドシナ難民の関連情報