ウィーン幻想派(読み)ウィーンげんそうは

百科事典マイペディア 「ウィーン幻想派」の意味・わかりやすい解説

ウィーン幻想派【ウィーンげんそうは】

ウィーン幻想的レアリスム派ともいわれる。第2次大戦後,ウィーンで興った幻想的な絵画およびその画家たち(ルドルフ・ハウズナーエルンストフックス,エーリッヒ・ブラウアー〔1929-〕,アントン・レームデン〔1929-〕,ボルフガング・フッター〔1928-〕など)を指す。ボスブリューゲルなどの北方絵画の伝統シュルレアリスムの影響が濃く,黙示録的ビジョンエロティシズム神秘,幻想的情景など,内的世界に展開するイメージを鮮やかな色彩と克明な描写で描き出した。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android