コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ウェストファリアの講和 ウェストファリアのこうわPeace of Westphalia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウェストファリアの講和
ウェストファリアのこうわ
Peace of Westphalia

1648年 10月 24日に調印され,三十年戦争を終結させた講和条約。ウェストファリア地方の都市ミュンスターで神聖ローマ皇帝フェルディナント3世フランスとの間に結ばれた条約と,同じくオスナブリュックで同皇帝とスウェーデンとの間に結ばれた条約とを合せてこう呼ぶ。そのおもな決定事項は,(1) フランスはアルザスの大部分を獲得し,スウェーデンは西ポンメルンとブレーメンをはじめ北部ドイツの沿海地域の要地を獲得すること,(2) ドイツの諸侯の領邦主権を確認すること,(3) アウクスブルクの和議を再確認するとともに,これをカルバン派へも適用すること,(4) スイス連邦の独立を正式に承認することなどである。これによって神聖ローマ帝国の政治的分裂は決定的となり,ヨーロッパ国際政治におけるフランスのヘゲモニーの基礎が固まった。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

ウェストファリアの講和の関連キーワードフリードリヒ・ウィルヘルムアルザス=ロレーヌ紛争インノケンチウス10世ヨハン・ゲオルク1世マクデブルク大司教領トラウトマンスドルフウェットシュタインヨーロッパ国家体系ハルバーシュタットオクセンシェーナオクセンシェルナオランダ独立戦争バーゼルの和約ポンメルン公国アウクスブルクレオポルト1世フェリペ4世オランダ美術ラインラントピッコロミニ

今日のキーワード

優曇華

《〈梵〉udumbaraの音写「優曇波羅」の略。霊瑞、希有と訳す》1㋐インドの想像上の植物。三千年に一度その花の咲くときは転輪聖王が出現するという。㋑きわめてまれなことのたとえ。2 クサカゲロウ類が産...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android