ウマノアシガタ(読み)ウマノアシガタ(英語表記)Ranunculus acris var. japonicus; buttercup

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウマノアシガタ」の意味・わかりやすい解説

ウマノアシガタ(馬の足形)
ウマノアシガタ
Ranunculus acris var. japonicus; buttercup

キンポウゲ科多年草で,日当りのよい山野に普通に生える。茎にも葉にも直立性の白い毛が密生する。高さ 30~70cm。根生葉には長い柄があり,単葉ではあるが,深く3裂し,両側の裂片はさらに2つに裂け,また縁にふぞろいの鋸歯がある。初夏の頃,枝先に黄色の1花をつける。直径約 1.5cmで,萼片は5枚あり黄緑色,花弁も5枚で平らに開き,つやがある。おしべめしべは多数あり,痩果は直径5~7mmの卵形で,多数集って球状になる。有毒植物である。花が八重咲きのものをキンポウゲという。この葉を遠くから見ると円形に見えるので,それを馬の足の形に見立てたもの。北半球冷温帯に同一種が広く分布している。

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改訂新版 世界大百科事典 「ウマノアシガタ」の意味・わかりやすい解説

ウマノアシガタ

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百科事典マイペディア 「ウマノアシガタ」の意味・わかりやすい解説

ウマノアシガタ

キンポウゲ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウマノアシガタ」の意味・わかりやすい解説

ウマノアシガタ
うまのあしがた

キンポウゲ

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世界大百科事典(旧版)内のウマノアシガタの言及

【キンポウゲ】より

…山野にふつうにみられるキンポウゲ科の多年草(イラスト)。一重のものをウマノアシガタ,八重のものをキンポウゲと分けてよぶべきであるという意見もあるが,一般に混用されている。越冬する根生葉は叢生(そうせい)し,葉身は掌状に5~7裂し,基部は心形,葉柄の基部は鞘(さや)状に広がる。…

※「ウマノアシガタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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