旺文社世界史事典 三訂版 「ウラジヴォストーク」の解説
ウラジヴォストーク
Vladivostok
1860年北京条約で沿海州がロシア領になると,シベリア総督ムラヴィヨフがこの都市の建設に着手,72年には海軍基地が設けられ,極東経営の拠点となった。シベリア鉄道は1903年この都市に達した。ロシア革命に干渉する列強のシベリア出兵で一時占領され,ソ連時代には海軍基地としての役割を強化された。ソ連解体後も,ロシアの東アジア貿易の基地として重要な役割を果たしている。
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