エウステノプテロン

世界大百科事典 第2版の解説

エウステノプテロン【Eusthenopteron】

古生代のデボン紀に生息した総鰭(そうき)類の一属。ユーステノプテロンともいう。シーラカンス類や肺魚類とともに最も両生類に近い魚類の一つとして考えられてきた。背びれは2基あり,尾びれは3葉に分かれている。胸びれと腹びれを支える内部骨格は原始的両生類のものと基本構造が似ている。口腔に通じる内鼻孔が存在するとされてきたが,最近になって内鼻孔の存在を疑う学者もある。両生類の仲間で最も原始的とされており,グリーンランドのデボン紀に生息していたイクチオステガと内部構造がよく似ているので,脊椎動物が水中生活から陸上生活へ移行する段階の生物に最も近いものの一つとされている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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