ヘルシンキ文書92(読み)ヘルシンキぶんしょきゅうじゅうに(その他表記)CSCE Helsinki Document 1992

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘルシンキ文書92」の意味・わかりやすい解説

ヘルシンキ文書92
ヘルシンキぶんしょきゅうじゅうに
CSCE Helsinki Document 1992

1992年7月にヘルシンキで開催された全欧安保協力会議 (CSCE) 首脳会議で採択された文書。「変化への挑戦」と題された文書で,新しいヨーロッパの平和のためには人権尊重と民主主義が不可欠との認識を示したうえで,CSCEのそれへの対応を示す「ヘルシンキ・サミット宣言」,および地域紛争を処理するための機能強化策としての「ヘルシンキ諸決定」からなる。具体策としては外相理事会・高級事務レベル会議・少数民族高等弁務官制度などの設置,政治協議の強化,平和維持活動規定,日本など非加盟国との関係強化,安全保障協力フォーラム開始などをあげている。

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