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エルガステリオン ergastērion

世界大百科事典 第2版の解説

エルガステリオン【ergastērion】

〈仕事場〉を表す古代ギリシア語。そこで営まれる仕事の種類や規模にかかわりなく使用されるが,経済史のうえでは,(1)アテナイのラウリオン銀山における選鉱場,(2)同じくアテナイの比較的多数の奴隷を使役する手工業の製作場のいずれかに意義を限定して用いることが多い。なかでも(2)の意味が,19世紀末以降ドイツの学界を中心に活発に論議された,古代ギリシア・ローマにおける経済の発展をいかに評価するかの問題との関連で重要である。

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世界大百科事典内のエルガステリオンの言及

【ギリシア】より

… このような政治過程のただ中で古典文明が開花したのであるが,その背後では,ポリス社会の衰退が社会のいろいろな分野に進んでいた。アテナイでは商工業の発展が著しく,これに伴って市民や在留外人(メトイコイ)の所有する製作所(エルガステリオン)において奴隷制が大規模となり,多数の奴隷をラウリオン銀山の採掘請負者に賃貸する者も現れたばかりでなく,中小農民による小規模奴隷制も発展した。しかし市民間の貧富の差も拡大し,土地を失う市民も増大した。…

※「エルガステリオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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