エートベシュ(読み)えーとべしゅ(その他表記)Lorand von Eötvös

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エートベシュ」の意味・わかりやすい解説

エートベシュ
えーとべしゅ
Lorand von Eötvös
(1848―1919)

ハンガリー物理学者重力質量慣性質量とが精密に比例関係にあることを調べた実験で知られる。ブダペストに生まれ、同地の大学を経て、のちにハイデルベルク大学に学んだ。1872年ブダペスト大学教授。1886年、液体表面張力温度との関係を示す「エートベシュの式」を発見、1896年、精密なねじり秤(ばかり)を考案し、翌1897年これを用いて、物体の慣性質量と重力質量とが比例関係にあることを実験で確認した(「エートベシュの実験」)。この結果は後年、A・アインシュタインの一般相対性理論の基本仮説の一つ、等価原理への実験的基礎を与えるものとなった。

荒川 泓]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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