ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ねじり秤」の意味・わかりやすい解説
ねじり秤
ねじりばかり
torsion balance
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
金属または溶融石英などの弾性体の細線のねじり応力を利用して微小質量を測定する質量計。トーションバランスtorsion balanceともよばれる。いろいろな構造があるが、基本形は水平に張った弾性細線(ワイヤーまたはリボン)の中央部にこれと直交する形で水平にてこを取り付け、その一端の鉤(かぎ)に品物をつるすもので、品物の重量に比例したねじりモーメントが弾性細線に作用する。この結果生じたねじり変形の角度を指針や光てこなどを用いて読み取ったり、またはてこがつねに水平を保つように弾性細線の一端に逆向きのねじり回転を与え、その角度から質量の大きさを読み取る。高感度が最大の特徴であり、1マイクログラム程度の感量が得られる。微量分析、繊維の計量などに用いられる。
[三井清人]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...