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オオミノガ おおみのが

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オオミノガ
おおみのが / 大蓑蛾
[学]Eumeta japonica

昆虫綱鱗翅(りんし)目ミノガ科に属するガ。はねの開張35ミリメートル内外。体は茶褐色で黒みを帯び、前翅外縁部には2個の細長い透明紋がある。ミノガ科のなかでは日本最大種で、幼虫のつくる蓑は老熟するころには40~50ミリメートルに達する。蓑は紡錘形で周囲に小枝をつけ、きわめてじょうぶにできている。雄は6月ごろ羽化して、蓑の中で羽化した雌と交尾をする。雌は蓑の中で産卵して死ぬため、一生蓑の外へ出ない。幼虫は7~8月に孵化(ふか)し、10月ごろ老熟して小枝から垂下した状態で越冬するが、翌春、上部を閉じたまま摂食しないで蛹化(ようか)する。幼虫はきわめて多食性で、各種の樹木の葉を食べる。本州から南西諸島まで分布し、庭園、街路樹、果樹園などに多く、森林地帯には侵入しない。大発生するとかなりの被害がある。蓑を広げて小枝や枯れ葉を取り除き、いくつか縫い合わせて、紙入れなどの小物をつくるのに利用することがある。[井上 寛]

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世界大百科事典内のオオミノガの言及

【ミノガ(蓑蛾)】より

… 世界中に分布しているが,日本には20種あまりしか知られていない。翅の開張3.5cm,みのの長さ5cmに達するオオミノガEumeta japonicaは,日本の最大種で,各種の樹木や灌木に寄生し,ときには多発してかなりの被害がある。雌はみのの中で羽化し,産卵後その中で死ぬ。…

※「オオミノガ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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