ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オタワ川」の意味・わかりやすい解説 オタワ川オタワがわOttawa River カナダ,オンタリオ州西部を流れる川。ノースベイの北東 190kmの湖沼地帯から発し,ケベック州とオンタリオ州の州境を流れ,モントリオールの西側でセントローレンス川に注ぐ。セントローレンス川最大の支流。全長 1271kmの途中には,多くの湖や早瀬があり,水力発電に利用されている。流域面積 14万 2000km2。おもな支流にはルージュ,ノースネーション,リーブル,ガティノー,クーロニュ,マダワスカなどの川がある。オタワまでは喫水 2.7mの船が航行できる。 1610年エティエンヌ・ブルレが初めて探検し,その後,五大湖上流地方へ向う毛皮商人,宣教師のルートとなった。 19世紀には沿岸での木材の伐採が活発になった。現在は交通路としての重要性を失い,レクリエーション地域となっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「オタワ川」の意味・わかりやすい解説 オタワ川おたわがわOttawa カナダ南東部、ケベック州とオンタリオ州の州境付近を流れる川。カナダ楯状地(たてじょうち)に源を発し、両州の州境を流れ、モントリオールの西側でセント・ローレンス川に合流する同川最大の支流。全長1121キロメートル。多くの早瀬、滝があり、各所で水力発電が行われている。カナダの首都オタワまでは喫水2.7メートルの船が航行でき、オンタリオ湖とはリドー運河で結ばれる。沿岸では製材業が盛んである。[大竹一彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by