20世紀西洋人名事典 「オットーレーマン」の解説
オットー レーマン
Otto Lehmann
1855.1.13 - 1922.6.17
ドイツの結晶学者,物理学者。
元・カールスルーエ工業大学物理学教授。
コンスタンツ生まれ。
1876年ストラスブール大学で学位取得後、1885年アーヘン工業大学物理学教授となる。1889年この145℃の濁った中間相は固体と同じ分子構造をもつことを発見、これを液晶と命名する。また、多くの複雑な有機物質が液体の性質を示すほかに結晶のもつ複屈折を示すことを指摘し、これらの画期的な研究成果は、科学界を驚かす。著書は「Die neue Welt der flüssigen Krystalle und deren Bedeutung für Physik,Chemie,Technik und Biologie」(’11年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報