オトフリート・フォン・ワイセンブルク(読み)おとふりーとふぉんわいせんぶるく(その他表記)Otfrid von Weißenburg

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

オトフリート・フォン・ワイセンブルク
おとふりーとふぉんわいせんぶるく
Otfrid von Weißenburg
(800?―870)

ドイツの詩人。古高ドイツ語で福音(ふくいん)書を書き、ルードウィヒ敬虔(けいけん)王(778~840)に捧(ささ)げた。この書は、主として「ヨハネ伝福音書」に基づき、イエスの誕生から死、復活、最後の審判を扱い、とくにイエスの昇天箇所が詩的に優れている。啓蒙(けいもう)書のため教訓反省が織り込まれているのが特色である。ラテン語賛美歌に倣い、脚韻を初めて導入した点、ドイツ韻律法にとって貴重な記録である。

[谷口幸男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

《〈和〉doctor+helicopterから》救急専用の医療機器を搭載し、医師・看護師が乗り込んで患者のもとに急行し、病院などに搬送する間に救命医療を施すことのできる救急ヘリコプター。...

ドクターヘリの用語解説を読む