オトー(英語表記)Otho, Marcus Salvius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オトー
Otho, Marcus Salvius

[生]32
[没]69.4.16. クレモナ近郊
ローマ皇帝 (在位 69) 。ネロ帝の側近であったが,妻ポッパエア・サビナをネロに譲り,ヒスパニアのルシタニア総督に任命された。 68年ネロに対する S.ガルバの反乱にくみし,ガルバが即位したのち,彼を倒して即位した。しかしクレモナの戦いでウィテリウスに敗れて自殺。

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世界大百科事典 第2版の解説

オトー【Marcus Salvius Otho】

32‐69
ネロ帝後のいわゆる〈四帝乱立の年(69年)〉のローマ皇帝の一人。在位69年1~4月。ネロの友人であったが,妻ポッパエア・サビナをネロに奪われた後,ルシタニア総督に転出させられた。68年ガルバがネロに対し反乱を起こすとこれに同調したが,翌年ガルバが軍隊の支持を失うと彼を倒して皇帝に就任。しかしゲルマニア諸軍団の支持を得たウィテリウスと対立,ポー河畔のベドリアクムで大敗を喫し,自殺した。【島 創平】

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