オノマンネングサ(読み)おのまんねんぐさ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オノマンネングサ」の意味・わかりやすい解説

オノマンネングサ
おのまんねんぐさ / 雄之万年草
[学] Sedum lineare Thunb.

ベンケイソウ科(APG分類:ベンケイソウ科)の多年草各地石垣や岩上に生え、観賞用に植えることもある。全体に質が厚い。茎は基部で分枝して地面をはうが、先のほうは立ち上がる。葉は長さ2~3センチメートル、線形で3枚が輪生する。花は小さく径約1センチメートル、5数性で花弁は黄色。日本では結実をみない。

[大場秀章 2020年3月18日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「オノマンネングサ」の意味・わかりやすい解説

オノマンネングサ

マンネングサ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のオノマンネングサの言及

【マンネングサ(万年草)】より

…日本産の種類は葉序で大別できる。葉が3輪生するものには,葉が線形のオノマンネングサS.lineare Thunb.,葉が菱形で地面を50cmもはうツルマンネングサS.sarmentosum Bungeがある。なお近年,都市などに帰化したメキシコマンネングサS.mexicanum Britt.は4輪生である。…

※「オノマンネングサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android