オランジェリー(その他表記)orangery

翻訳|orangery

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オランジェリー」の意味・わかりやすい解説

オランジェリー
orangery

ルネサンス庭園において,東方の植物として珍重されたオレンジシトロンなどの樹木を寒い季節の間養成するためにつくられた温室原型。その多くは窓面を大きくとり,運搬に便利なように木の箱や素焼の鉢に植込んだ果樹置き,火で暖めた。 15世紀後半のイタリアに始ってヨーロッパ各地に広まり,果樹のよい香りを楽しむ居室としての機能を備えるものも現れ,ドイツなどでは音楽の演奏会場や小劇場としても用いられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のオランジェリーの言及

【温室】より

…【杉山 信男】
[歴史]
 ローマ時代にすでに雲母板でふたをした温床を用いて皇帝ティベリウスに四季を通じてキュウリを献じたという故事があるが,これは移動式の小型のものであった。一般に温室は固定式の恒久的な建築を意味し,18世紀ヨーロッパに多く建てられたオランジェリーorangery(フランス語ではオランジュリーorangerie)を源流とする。その構造は北側を壁にし,南側に大きなアーチ形の窓を並べ,スレートあるいは瓦葺の屋根を架けたもので,オレンジや地中海の果樹を育てた。…

※「オランジェリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

福岡県福岡市博多区の櫛田神社の夏祭り。壮麗な山笠で知られる。今日,山笠には飾り山笠と舁き山笠(かきやまがさ)の 2種類がある。明治時代に電線が架設されて以降,物語場面の人形などを飾りつけた高さ 15m...

博多祇園山笠の用語解説を読む