オレオマーガリン(その他表記)oleomargarine

翻訳|oleomargarine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オレオマーガリン」の意味・わかりやすい解説

オレオマーガリン
oleomargarine

オレオ油 oleo oilともいう。牛脂融点 (40~50℃) 近く温度で圧搾して得られた油。さらに低温で圧搾して得た油分を牛脂油という。マーガリン原料として食用硬化油が普及するまで多用された。食塩水洗浄,精製した最も良質のものは食用とする。その他のものは工業用油脂原料や潤滑油などに用いる。アメリカオーストラリアに多く産する。

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栄養・生化学辞典 「オレオマーガリン」の解説

オレオマーガリン

 牛脂を約30℃に保ち,固形分と液状分に分離したその液状部分.食用,セッケン,工業用オレイン酸などの原料.

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世界大百科事典(旧版)内のオレオマーガリンの言及

【タロー】より

…タローの融点は40~46℃で,脂肪酸組成はラウリン酸0.2%以下,ミリスチン酸2~8%,パルミチン酸24~37%,ステアリン酸14~29%,オレイン酸40~50%,リノール酸1~5%でヨウ素価は35~48である。タローを圧搾して得られる油をオレオマーガリンまたはオレオ油といい,硬い固形の脂肪をオレオステアリンという。オレオマーガリンは主としてオレイン酸グリセリドより成り,オレオステアリンはパルミチン酸およびステアリン酸グリセリドより成る。…

※「オレオマーガリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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