カスプ(その他表記)beach cusp

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カスプ」の意味・わかりやすい解説

カスプ
beach cusp

小石のある砂浜の波打ちぎわにみられる,海側に頂点のある三角形砂礫の高まり。数十 cmから数十m間隔でいくつも規則的に連なることが多い。波打ちぎわが急な勾配のところにできやすい。大潮のときよりも小潮のときにできやすいという。

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世界大百科事典(旧版)内のカスプの言及

【磁気圏】より


[境界面の構造]
 磁気圏境界面は,単なる面ではなく場所によって異なる層状構造をもっている。昼間側正午を中心として9~15時の領域で地磁気緯度76゜~80゜付近を通る磁力線で結ばれているところは,カスプcuspと呼ばれ,磁場が小さく磁気シースプラズマが直接磁気圏内に侵入しうる領域である。このカスプは夜側の尾部に向かって開いた磁力線と低緯度側で閉じる磁力線の境界になっている(図3)。…

※「カスプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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