カブール川(読み)カブールがわ(その他表記)Kabul River

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カブール川」の意味・わかりやすい解説

カブール川
カブールがわ
Kabul River

アフガニスタン東部とパキスタン北西部を流れる川。全長約 700km,そのうち約 560kmがアフガニスタン領内を流れる。アフガニスタンの首都カブール西方,サングラーフ山地に源を発して東流し,カブール,ジャラーラーバードを経てカイバー峠の北側を抜け,パキスタンに入る。ペシャワルを過ぎたのち,首都イスラマバードの北西でインダス川と合流する。おもな支流にローガル川,パンジシール川,クナル川,アリンガル川がある。
灌漑のために取水されるが,夏場は河川の一部が干上がることもある。カブール川水系にはダム湖や水力発電所がいくつか整備されている。またカブール付近では平底船による航行が可能である。カブール川の河谷は古来,アフガニスタンとパキスタンを結ぶ天然のルートで,前4世紀にはマケドニア王国アレクサンドロス3世(大王)がインドに侵入した際に利用した。1945年以後,ペシャワル─ジャラーラーバード─カブール間を結ぶハイウェーが並行して走る。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カブール川」の意味・わかりやすい解説

カブール川
かぶーるがわ
Kābul

アフガニスタン、パキスタンを流れる、インダス川の支流。カーブル川ともいう。アフガニスタン中央東部のパグマン山地に発し、アフガニスタンの首都カブールを通過してのち、カイバー峠の北方国境を越えてパキスタンに入り、アトックの北郊でインダス川に合流する。全長約510キロメートル。アフガニスタン、パキスタン両国で灌漑(かんがい)用水として用いられるほか、アフガニスタンでは水力発電用にも利用されている。パンジシール川、スワット川などの支流をもつ。

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