山川 世界史小辞典 改訂新版 「カボヴェルデ」の解説
カボヴェルデ
Cabo Verde
西アフリカ,セネガル沖合に位置する諸島で形成される共和国。国名はセネガルのヴェルデ岬に由来する。1460年,ポルトガル人が発見,西アフリカ各地から黒人を移送し,開発された。1974年,大陸側のギニアビサウの独立を背景に,75年,交渉によりポルトガルからの独立を達成した。人々はポルトガル語,西アフリカ諸民族語が混合したクレオール語を話す。頻繁に旱魃に見舞われるため,島々の総人口を上回る人々が国外での出稼ぎに従事している。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報