ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カムチャツカ地方」の意味・わかりやすい解説 カムチャツカ〔地方〕カムチャツカKamchatka ロシア東部の地方。行政中心地ペトロパブロフスクカムチャツキー。2007年カムチャツカ州とコリャーク自治管区が統合してカムチャツカ地方となった。カムチャツカ半島全域とコマンドル諸島,およびコリャーク山脈の南端を含む。大部分は森林地帯に入る。地下資源として金,銀,石炭,石油などがあり,一部採掘されているが,主要産業は水産業で,ロシアで水産業の最も発展した地域の一つである。ニシン,タラ,ヒラメ,カニなどの漁獲で知られ,沿岸に水産加工工場が多い。農業部門は牧畜が中心で,ジャガイモ,野菜の栽培も行なわれる。工業部門では水産加工業のほか,機械修理,木材加工などの工業がある。活火山が多く,温泉が多数湧出しているので地熱発電所がつくられている。島に等しいカムチャツカでは交通は海運と空路に大きく依存している。面積 47万2300km2。人口 34万9240 (2006推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by