翻訳|garlic
ニンニクのこと。鱗茎(りんけい)は香辛料として広く世界で使われている。一般になまのガーリックには強烈なにおいと辛味があるが、乾燥したものには刺激性の不快臭がはるかに少なく、フレーク状、顆粒(かりゅう)状、粉末状のものは、多くの料理の味の補強剤として使われている。どんな料理にでも少量使うだけで驚くほど味が引き立つので、中国料理はもちろんのこと、メキシコ料理、イタリア料理、フランス料理などには欠かせない。また魚や肉の生臭さを消す効果が大きく、カツオのたたき、肉料理、シチュー、馬刺(ばさし)などには、なまのガーリックをすりおろしたものがよく使われる。矯臭作用が強いので、レバー炒(いた)め、バーベキュー、ステーキ、焼き肉、ジンギスカン料理、ギョウザ、シューマイ、シチュー、スープ、カレー料理、魚のフライ、内臓料理などに幅広く用いられる。
[齋藤 浩]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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