キュニコス学派(読み)キュニコスガクハ

百科事典マイペディアの解説

キュニコス学派【キュニコスがくは】

犬儒学派,皮肉派とも。アンティステネスを創始者とする古代ギリシア哲学の一学派。社会的規範にとらわれず,無欲・無所有を旨として,〈犬のような〉(ギリシア語でキュニコスkynikos)人生を送ることを勧めたのでこの名がある。英語シニシズムcynicismなどの語源。シノペディオゲネスが,その奇行のゆえに同学派中最も知られる。

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世界大百科事典 第2版の解説

キュニコスがくは【キュニコス学派】

犬儒学派,皮肉派ともいう。ソクラテスの弟子アンティステネスの創唱した古代ギリシア哲学の一派。社会規範を蔑視し,自然に与えられたものだけで満足して生きる〈犬のような〉(ギリシア語でキュニコスkynikos)人生を理想とした。英語のシニシズムcynicismはこれに由来する。無欲,無所有こそ幸福の要件であると考え,ストア学派先駆となった。理論より実践に徹し,著作はあまり残されていないが,シノペのディオゲネスは数々の奇行を通してその精神を語っている。

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