世界遺産詳解 「キロキティア」の解説 キロキティア【キロキティア】 1998年に登録されたキプロスの世界遺産(文化遺産)。地中海に浮かぶキプロス島の南岸にある、紀元前7000~前4000年頃にかけての新石器時代の集落遺跡である。キプロスでは最古の考古遺跡であり、重要な新石器時代の文化遺産とされている。キロキティアには、古代の集落の防御壁やトロスと呼ばれる環状家屋と墳墓があり、そこから石斧、石槌、石臼、石杵など多くの石器具が出土している。この遺跡の中にはまだ発掘の手が及ばないものもあるが、それらは地中海地域の都市集落の発祥であると見られている。◇英名はChoirokoitia。ヒロキティアともいう。 出典 講談社世界遺産詳解について 情報