石槌(読み)イシヅチ

デジタル大辞泉 「石槌」の意味・読み・例文・類語

いし‐づち【石×槌】

槌として用いられた石器日本では縄文弥生時代にわたってみられる。
地形じぎょうに用いる大石。数本の縄を結びつけ、数人が力を合わせて上下させて、地面を固める。

いし‐つつ【石×槌】

古代の剣の一。柄頭つかがしらを石でつくったものという。
久米の子が頭椎くぶつつい―いもち撃ちてし止まむ」〈・中・歌謡
[補説]用例の「頭椎い」「石槌い」の「い」は上代副助詞

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精選版 日本国語大辞典 「石槌」の意味・読み・例文・類語

いし‐づち【石槌・石鎚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 縄文時代打製石器一つ穀物などをついたり、つぶしたりするのに用いたものとされる。
  3. 地固めに用いる大きな石。数本の縄を結び付け、数人で持って上下させて地面を固める。

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