出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…実際問題として,三つの機能のうちの一部分だけを果たす貨幣(部分貨幣)は歴史的にみてもまれな現象であり,そのような貨幣の重要性は取るに足らない。そのような部分貨幣の例としては,植民地時代のアメリカのポンドや,最近に至るまでのイギリスにおけるギニーを挙げることができる。前者の例では,決済手段としてはスペイン硬貨が利用され,ポンドはもっぱら計算単位としてのみ用いられた。…
…通用価値は,当初銀貨20シリングと等価であったが,一時30シリングになり,1717年から21シリングに固定された。〈ギニー〉の名は,アフリカ西海岸ギニアGuinea産の金を使用して最初に造られたことから起こったもので,後には金貨を離れ,21シリング(11/20ポンド)の価格をあらわす計算単位の名称として用いられた。【重成 侃】。…
…ポンド,シリング,ペニーの略称である£(またはlb),s,dはそれぞれlibra,solidus,denariusからきている。その後1663年にチャールズ2世がギニーguineaと呼ばれる新しい金貨を鋳造し,公式にその価値を1ポンドとした。すでに13世紀半ばころからヨーロッパでは金貨と銀貨が流通していたが,金と銀の市場比価と貨幣1単位が含む金と銀の量目である法定比価との間に差が生まれると,金銀はそれぞれ有利な国に流れることになる。…
※「ギニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新