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クヌット[2世] クヌット

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百科事典マイペディアの解説

クヌット[2世]【クヌット】

イングランド王(在位1016年―1035年)としてはクヌート(またはカヌート)1世,デンマーク王(在位1018年―1035年)としてはクヌット2世と呼ばれる。デンマーク王スベン1世の子。
→関連項目デーン人デンマークノルウェー

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世界大百科事典 第2版の解説

クヌット[2世]【Knud II】

1000‐35
イングランド王としてはクヌート1世(在位1016‐35),デンマーク王としてはクヌット2世(1018‐35)。1014年2月,父でデンマーク王スベン1世の急死後,父のイングランド征服事業を受け継いだが,16年イングランド王エドマンドの急死でその事業を達成した。ついで18年兄ハーラル2世の死によりデンマーク王位を継承した。またノルウェー支配をも目ざし,28年ノルウェー王オーラブ2世を追放し,さらに30年スティクレスタStiklestadでのオーラブの戦死で,イングランド,デンマーク,ノルウェーにまたがる〈北海帝国〉を成立させた。

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世界大百科事典内のクヌット[2世]の言及

【イギリス】より

…このときイングランド王となったアルフレッド大王は,軍制を改革して彼らを破り,それ以上の拡大を阻止して国土を守った。10世紀にはイングランド諸王がバイキングの占拠地域を回復し,王権を強化したが,同世紀に再開されたバイキングの大侵入により,イングランドは1016年デンマーク王子クヌット2世に征服された。クヌット2世はイングランド王だけでなく,やがてデンマーク王,ノルウェー王をも兼ねて,北海を内海とする一大帝国を樹立したが,それも約20年後彼の死とともに瓦解し,イングランドにはまもなくエドワード懺悔王が即位して,ウェセックス王家が復活した。…

【オーゼンセ】より

…地名は北欧神話の神オーディンの名を冠した〈オーディンの聖地Othensve〉に語源を有し,988年にはこの地が初めて記録にあらわれる。1020年ころ司教座が置かれ,86年に当地のアールバニ教会で殺害されたデンマーク王クヌット2世(聖王)にちなんで,後に聖地とみなされた。オーゼンセ川左岸の旧市街には聖クヌット教会(13世紀建設)をはじめとする古い建造物が立ち並ぶが,河口と湾を8m掘り下げた運河を利用した輸入港,製糖業等の食料品工業を中心にデンマーク第2の工業都市として活気にあふれている。…

【デーン人】より

…10世紀に入り,イングランド諸王は反撃を開始し,同世紀半ばころまでにはデーンロー地方を服属させたが,同世紀末には再び北欧からの大規模な侵入が再開され,デーンローのデーン人もこれに呼応して立ち上がった。イングランド王エセルレッド2世はその攻撃をかわすため,デーンゲルドという税を徴収して彼らに与えて平和をあがなったが,1016年デンマーク王子クヌットはついにイングランドを征服して王となり,デーン朝を開いた。彼はまもなくデンマーク王となり,ノルウェー王をも兼ね,スウェーデンの一部をも支配する北海帝国を建設したが,このころがデーン人の活動の最盛期であった。…

【デンマーク】より

…デンマーク最初の王たちは自地域の最南に土塁〈ダーネビルケ〉を構築し,交易地ヘゼビュー(ハイタブ)の防衛と祖国防衛に力を注ぎ,この活動の延長上に,王の率いるバイキング活動が存在し,フランク王国とはアイダー川を国境として約定した(811)。やがてイェリングの地で興った王家は,970年ころハーラル青歯王Harald Blåtand(在位935ころ‐985ころ)治下で王国をキリスト教化し,その子スベン1世がイングランドを征服しその王を兼ね(1014),その次男クヌット2世が1016年イングランド王位に就き,18年兄ハーラル2世の没後はデンマーク王を兼ね,さらに28年ノルウェー王にも推戴され,3王国の王となった(これは北海帝国と呼ばれる)。クヌットの姉エストリドの子スベン2世Svend II(在位1047‐74)は,その統治期間中に現代のデンマークにつながる内政的秩序を打ち立て,後の王はなんらかの形で彼に血統をさかのぼらせることになる。…

【バイキング】より

…1002年にエセルレッドがその領内のデンマーク人の一斉殺害を命じたこともあって,デンマーク王スベン1世はイングランドの領土的征服を開始,1013年全イングランドの王となった。翌年彼が死んだあと息子クヌット2世が征服戦を続行,16年,アングロ・サクソンの慣習にのっとってイングランド王に即位,イングランドのデイン王朝は1042年まで続いた。スベン1世とクヌット2世はその征服戦に,スウェーデンなど全北欧からバイキングを募り,分配金を与えた。…

※「クヌット[2世]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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