クロード ロア(英語表記)Claude Roy

20世紀西洋人名事典 「クロード ロア」の解説

クロード ロア
Claude Roy


1915 -
フランスの作家。
初め右翼系の新聞「アクション・フランセーズ」などに寄稿。第二次大戦末期には共産党に入党し、後離党。多方面に活躍し、第二次大戦後のコミュニスト作家中、もっとも個性的で新鮮な異色ある作家で、特に詩人批評家として優れ、軽妙な文体と聡明な批評をもって知られる。現代作家論「批評家叙述」(1950年)でフェネオン賞受賞。他の作品に詩集「小詩人」(’49年)、「ただ一遍の詩」(’55年)、小説「是が非でも」(’55年)、評論集「古典との交わり」(’53年)、批評的ドキュメント「中国の鍵」(’53年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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