クーデルカ

百科事典マイペディア 「クーデルカ」の意味・わかりやすい解説

クーデルカ

写真家モラビア(現,チェコ)生れ。1956年―1961年プラハ航空工学を学んだ後,エンジニアとして働くかたわら演劇雑誌のために舞台撮影の仕事に携わる。1962年より東欧ジプシーの生活の撮影を始める。ジプシーと生活をともにしながら,1970年に西欧に亡命するまで10年間にわたって撮影を続けた。その成果は写真集《ジプシーズ》(1975年)としてまとめられた。1971年からは英国,1980年以降はフランスを主な拠点にして活動。1986年よりパノラマカメラを使った風景のシリーズを手がけている。マグナム・フォトス会員(1971年―)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クーデルカ」の意味・わかりやすい解説

クーデルカ
Koudelka,Josef

[生]1938. モラビア
チェコの写真家。プラハ工科大学で航空工学を学んだが,1960年代になって写真家の道に進んだ。 1965年からプラハで劇場専属の写真家となる。 71年故国を離れ,マグナム・フォトメンバーとなった。 70年代はイギリス,80年代はフランスに住むなど,ヨーロッパ各地で撮影活動を続ける。作品集に『ジプシー』 (1975) ,『亡命者』 (88) がある。

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