グノーム(その他表記)Gnom[ドイツ]

改訂新版 世界大百科事典 「グノーム」の意味・わかりやすい解説

グノーム
Gnom[ドイツ]

16世紀の錬金術師パラケルスス著《妖精の書》にある土の精霊。英語ではノームgnome。ギリシア語〈gē(大地)+nomos(住居)〉およびgnōsis(知識)にもとづく造語で,地中に住み金銀の在所を知っている醜い年寄りの小人として表される。鉱山業者の守護神にもなっており,鉱脈の在所をたたいて知らせると信じられているコーンウォールのノッカーknockerや,ウェールズのコブリナウcoblynauとも同一視される。グリムの《白雪姫》に登場する7人の小人はこの変形
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 井村

目次 飼養文化  北アメリカ  北方ユーラシア偶蹄目シカ科の哺乳類。北アメリカでは野生種はカリブーcaribouと呼ばれる。角が雄だけでなく雌にもふつうある。体長130~220cm,尾長7~20cm,...

トナカイの用語解説を読む