グラフトン・エリオットスミス(英語表記)Grafton Elliot Smith

20世紀西洋人名事典 の解説

グラフトン・エリオット スミス
Grafton Elliot Smith


1871 - 1937
英国の解剖学者,人類学者。
元・カイロ国立医学校教授。
ニュー・サウス・ウェールズ州グラフトン(オーストラリア)生まれ。
シドニー大学卒業後、単孔・有袋類の大脳小脳嗅脳の比較解剖学的研究が注目され、1896年ケンブリッジ大学に招かれる。カイロ国立医学校初代解剖学教授を経て、1909年マンチェスター大学教授となり、リバースらと退行的伝播論提唱。その後’19〜32年までロンドン大学教授を務め、人類学的研究・教育の拡充奨励に努め、後のダート、ブラックなどの活躍にみられるように人類学的研究分野の発展に長期的な功績を残した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android