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ケイセル

百科事典マイペディアの解説

ケイセル

オランダの建築家彫刻家ユトレヒトに生まれ,1591年以後アムステルダムで活躍。作品にはアムステルダム株式取引所(1608年),デルフト市庁舎(1618年)や,ギリシア十字平面の北教会(1620年)があり,後期ルネサンスからバロックへの過渡的様式を示している。

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世界大百科事典 第2版の解説

ケイセル【Hendrick de Keyser】

1565‐1621
オランダの建築家。ユトレヒト生れ。1595年アムステルダム市建築家に任命され,市内に多くの作品を残す。ギリシア十字平面の北教会(1620)をはじめ,彼の設計になる教会は国内のみならず,ドイツでも広く手本とされた。公共建築ではアムステルダム株式取引所(1608),デルフト市庁舎(1618)が知られる。彼の住宅作品は正面装飾に古典オーダーを導入し,伝統的破風装飾も簡素にした一見ジャコビアン風な特色を持つ。

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世界大百科事典内のケイセルの言及

【オランダ美術】より

… 建築の領域では17世紀の初頭には前世紀以来のオランダ・ルネサンス様式が円熟した最終段階を迎えていた。階段状切妻を基本形とするデ・ケイLieven de Key(1560ころ‐1627)のライデン市庁舎正面(1597)およびハールレム食肉組合会館(1603),デ・ケイセルによるアーケードを備えたアムステルダム取引所(1611。現存せず)などがその例として挙げられる。…

【ロッテルダム】より

…また鉄道,高速自動車道,連絡船が近隣諸国や対岸のイギリスとの間に縦横に走り,さらに1968年に開通した地下鉄によって,ムーズ川両岸の連絡が大きく改善された。ルネサンス期の人文主義者エラスムスの生地で,H.deケイセルによる彼のブロンズ像(1622)が市中に残る。【石坂 昭雄】。…

※「ケイセル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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