ケロアンのグレートモスク

世界の観光地名がわかる事典 の解説

ケロアンのグレートモスク【ケロアンのグレートモスク】

チュニジアケロアンにある、イスラム教徒にとって世界で4番目に重要な聖地。当初はモスク兼学校・裁判所で、人々の集会も行われた。モスクのホールに使用された約200本の柱はカルタゴ遺跡から運ばれ、1834年に建設が始められた高さ44mのミナレットは繊細な模様のタイルで飾られて、アンダルシア地方の影響を受けた様式で建造された。ミナレットの配置が違う以外は、カイラワーンのグレートモスクとともに建築様式と装飾の共通点が多い。聖域であると同時に、イスラム世界で最も有名な大学の一つとされ、外国からも宗教や法律を学ぶために大勢の人が集まった。◇「グレートモスク」は、「オリーブの木のモスク」という意味。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報