ゲントの和約(読み)げんとのわやく(英語表記)La Pacification de Gand フランス語

日本大百科全書(ニッポニカ)「ゲントの和約」の解説

ゲントの和約
げんとのわやく
La Pacification de Gand フランス語
De Pacificatie van Gent オランダ語

1576年11月8日に結ばれたオランダ独立戦争初期の盟約。「ガンの盟約」、「ヘントの平和」ともいう。スペイン王フェリペ2世の圧政に苦しむネーデルラント17州の代表がフランドル地方の中心都市ゲントに集まって締結した。内容は、スペイン軍のネーデルラントからの全面撤退の要求を主軸とし、この地方の宗教問題を一時棚上げにして諸州の団結を誓約することにあった。新任の総督ドン・ファンはこの盟約の承認を強制され「マルシュの永久勅令」としてこれを公布した。しかし、オラニエ公ウィレムを中心とする北部諸州のユトレヒト同盟、南部カトリック諸州のアラス同盟(ともに1579成立)の対立により、この盟約は事実上解消した。

[藤川 徹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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