ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルシュ」の意味・わかりやすい解説 マルシュLa Marche フランス中部,マシフサントラル (中央山地) 北西部の地方。旧州。クルーズ県の大部分とオートビエンヌ県の北部,およびアンドル県のごく一部にあたる。中心都市リモージュ。 944年アキテーヌ伯領となり,1199年プランタジネット家の封臣の手に渡った。 1308年国王フィリップ4世がこれを没収して第3子シャルルに譲り,以後ブルボン家,アルマニャック家に渡り,王領に併合されたのは 1531年である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「マルシュ」の意味・わかりやすい解説 マルシュまるしゅMarche フランス中部の歴史的地域名、旧州名。マッシフ・サントラル(中央群山)の北西一帯に位置する。現在のクルーズ県と、オート・ビエンヌ県の一部にあたる。名称は、アキテーヌ公爵領の辺境marcheにあるということによる。経済的には農業が主であり、高地、丘陵地では牧畜が行われており、低地にいくにつれて穀物、牧草の栽培が盛んとなる。[青木伸好] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by