北畠(読み)キタバタケ

デジタル大辞泉 「北畠」の意味・読み・例文・類語

きたばたけ【北畠】

姓氏の一。
村上源氏源通親の孫の中院雅家なかのいんまさいえが洛北北畠に住み改姓。その曽孫親房ちかふさ南朝重鎮として活躍顕能あきよしから代々伊勢国守。天正4年(1576)具教とものり織田信長に勢に攻められて滅亡
[補説]「北畠」姓の人物
北畠顕家きたばたけあきいえ
北畠顕信きたばたけあきのぶ
北畠顕能きたばたけあきよし
北畠准后きたばたけじゅごう
北畠親房きたばたけちかふさ
北畠具教きたばたけとものり
北畠満雅きたばたけみつまさ
北畠八穂きたばたけやほ

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精選版 日本国語大辞典 「北畠」の意味・読み・例文・類語

きたばたけ【北畠】

  1. 姓氏の一つ

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日本歴史地名大系 「北畠」の解説

北畠
きたばたけ

山城名勝志」所引の「指南抄」に「北畠通従一条北其門三丁也」と記し、「後愚昧記」応安二年(一三六九)一一月一一日条に「下部五郎男於毘沙門堂ノ北畠、為京極三位行光卿下人、被殺害了」とあり、北畠の地はおおむね寺町てらまち通以西、今出川いまでがわ通以北の地にあたる。北畠雅家邸があったことから称された地名といわれ(坊目誌)、中古京師内外地図はこの地の南、すなわち現京都御苑きようとぎよえん北東の地に「北畠亭」を記している。

中世には声聞師集団の居住地で、前掲地図に「唱聞師村」「唱聞師池」を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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