コオニヤンマ(読み)こおにやんま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コオニヤンマ」の意味・わかりやすい解説

コオニヤンマ
こおにやんま / 小鬼蜻蜓
[学] Sieboldius albardae

昆虫綱トンボ目サナエトンボ科に属する昆虫。大形のサナエトンボで、体長85ミリメートル、後翅(こうし)長約50ミリメートル。北海道から九州まで分布外国では朝鮮半島、中国、ロシア連邦沿海州に産する。幼虫背腹に扁平(へんぺい)な円形状で、河川渓流から中流域の砂礫(されき)中にすみ、5~6月に羽化する。オニヤンマ(オニヤンマ科)とは分類上の所属が異なる。

朝比奈正二郎


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android