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オニヤンマ オニヤンマAnotogaster sieboldii

4件 の用語解説(オニヤンマの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オニヤンマ
Anotogaster sieboldii

トンボ目オニヤンマ科。日本産トンボ類のなかの最大種で,腹長 70~75mm,後翅長 58~62mm。体は黒色で黄色の横縞様斑紋がある。複眼は美しい緑色で,頭頂で左右がわずかに接する。雌の産卵管は長く,尾端から突出している。夏季出現し,路上などを往復する習性がある。千島列島南部,日本全土,台湾,朝鮮,中国に分布する。

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百科事典マイペディアの解説

オニヤンマ

オニヤンマ科のトンボの1種。日本最大のトンボで体長110mmに達する。黒色で黄斑がある。日本全土,中国,台湾に分布。幼虫は流れの砂泥底にすみ,成虫になるまでに数年を要する。
→関連項目ヤンマ

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世界大百科事典 第2版の解説

オニヤンマ【Anotogaster sieboldii】

トンボ目オニヤンマ科の昆虫(イラスト)。日本産のトンボのうち最大の種類で,雄は体長約9cm,雌は産卵管の先まで測れば10cm以上になる。黒色に黄色の縞のある目だったトンボで,北海道から九州の端まで6~9月のころ,丘陵地や低山地などにふつうで,流れの上や道路上を往復飛翔(ひしよう)するのが見られる。雌は浅い流れにきてがんじょうな産卵管を浅い水中に突き立てて産卵し,幼虫は底の砂や泥に半ば埋もれて生活し,3~4年かかって成長する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オニヤンマ
おにやんま / 鬼蜻・馬大頭
[学]Anotogaster sieboldii

昆虫綱トンボ目オニヤンマ科に属する昆虫。日本産のトンボのうち最大種で、とくに雌は体長110ミリメートル、後翅長(こうしちょう)65ミリメートルに達し、腹端から産卵管が突き出している。体は漆黒色で黄色の横縞(よこじま)があり、複眼は成熟虫では濃緑色に光る。北海道から琉球(りゅうきゅう)列島まで分布するが、本州の低山地に多い。幼虫は剛毛を生じた頑丈な体で、細い流れの砂中に育ち、初夏のころ羽化して出る。成虫は道路や水路の上を往復して飛ぶ。雌は流れの砂中に腹端の産卵管を突き立てて産卵する。卵は楕円(だえん)形、孵化(ふか)した幼虫は成長に3~4年を要すると考えられる。オニヤンマ属は、ヒマラヤから日本まで6、7種が知られているが、再整理を要する。これらに似て雄の後翅の肛角(こうかく)が角張ったコルドレガスター属Cordulegasterは、アジア、ヨーロッパ、北アメリカに若干の種を産し、ヒマラヤオニヤンマ属Neallogasterは、ヒマラヤから中国西北部にだけ数種類が分布する。コオニヤンマは別科のサナエトンボ科に含まれる種で、オニヤンマとは遠縁である。[朝比奈正二郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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