こせ

精選版 日本国語大辞典 「こせ」の意味・読み・例文・類語

こせ

  1. 〘 名詞 〙こせがさ(━瘡)」の略。
    1. [初出の実例]「田上に侍りし比(ころ)、片日なたにゐて、手のかさむしりてよめる あやしさはみなもととこそ思ひつれはだへはこせのうちにぞありける」(出典散木奇歌集(1128頃)雑上)

こせ

  1. 〘 名詞 〙 魚「しまあじ(縞鰺)」の異名

こせ

  1. ( 助動詞「こす」の未然形および命令形 ) ⇒こす

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のこせの言及

【シマアジ(縞鰺)】より

…若魚は黄色い横縞が体側に見られる。小さいものをコセ(和歌山),コセアジ(高知)という。全長1mに達するが,特大魚は東京でオオカミと呼ばれあまり喜ばれない。…

※「こせ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む