こせ

精選版 日本国語大辞典 「こせ」の意味・読み・例文・類語

こせ

  1. 〘 名詞 〙こせがさ(━瘡)」の略。
    1. [初出の実例]「田上に侍りし比(ころ)、片日なたにゐて、手のかさむしりてよめる あやしさはみなもととこそ思ひつれはだへはこせのうちにぞありける」(出典散木奇歌集(1128頃)雑上)

こせ

  1. 〘 名詞 〙 魚「しまあじ(縞鰺)」の異名

こせ

  1. ( 助動詞「こす」の未然形および命令形 ) ⇒こす

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のこせの言及

【シマアジ(縞鰺)】より

…若魚は黄色い横縞が体側に見られる。小さいものをコセ(和歌山),コセアジ(高知)という。全長1mに達するが,特大魚は東京でオオカミと呼ばれあまり喜ばれない。…

※「こせ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android