デジタル大辞泉 「こす」の意味・読み・例文・類語
こす[助動]
「
[補説]語源については、「おこ(遣)す」の音変化、カ変動詞「こ(来)」にサ変動詞「す」が付いたとみるなど、諸説がある。
( 1 )語源に関しては、( イ )寄こす意の下二段動詞「おこす」のオが脱落した、( ロ )カ変動詞「こ(来)」にサ変動詞「す」が付いた、( ハ )「く(来)」の他動詞形、などの説がある。また、命令形「こそ」を、係助詞「こそ」の一用法とする説もある。
( 2 )活用の種類についても、サ変の古活用の未然形「そ」を認めてサ変動詞とする説、下二段型とする説に分かれる。
( 3 )未然形「こせ」は、「こせね」「こせぬかも」のように、希求を表わす助詞などとともに用いられ、終止形「こす」は、「こすな」のように、禁止の終助詞「な」とともに用いられる。命令形「こそ」は最も多く見られる活用形で、これを独立させて終助詞とする説もある。
( 4 )平安時代以降、命令形に「こせ」の形が見られるようになる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報
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