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コンセプチュアリズム こんせぷちゅありずむconceptualism

翻訳|conceptualism

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知恵蔵の解説

コンセプチュアリズム

作品の形としての物質的、形態的な側面より、作者の思考や意図など観念的な側面を重視した。その作品がコンセプチュアルアート(概念芸術)。1960年代半ばに登場。文字や記号、既成のイメージなどを利用した作品が多い。ジョセフ・コスースの「一つの、そして三つの椅子」は、実物の椅子と、椅子の写真、辞書から抜き出した解説文を並べることで、物体と映像、概念との関係を問いかけた。フォーマリズムが表現として自律的な形式を重視したのとは逆に、芸術を社会との関係性など多くの文脈の中で捉え直そうという試みともいえる。河原温(かわら・おん)は、65年からその日の日付を毎日描いたり、「私はまだ生きている」などの電報を送ったりと、行為そのものを作品化している。このような美術の傾向は、もとはデュシャンのレディメイドに遡ることができるし、50年代の行為を表現形式としたマチューナスやヨーゼフ・ボイスらによるフルクサス(Fluxus)の運動を最初期の実践とみることもできる。

(山盛英司 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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