コンテキスト

デジタル大辞泉 「コンテキスト」の意味・読み・例文・類語

コンテキスト(context)

コンテクスト

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「コンテキスト」の意味・読み・例文・類語

コンテキスト

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] context )[ 異表記 ] コンテクスト 文章において、文意あるいは語の意味を決定する前後関係文脈
    1. [初出の実例]「芭蕉のコンテッキストからいへば、静観とは己が利害得失を離れて物を見ることである」(出典:自然といふこと(1965)〈唐木順三〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のコンテキストの言及

【コミュニケーション】より

…君もそう思うだろ〉と同調を求めるときにも発せられる。そのどちらであるかを正しく解読decodeするためには,両者の関係,それまでの話題等の相互交渉上のコンテキストcontext(文脈)や場面状況が考慮に入れられなくてはならない。一般にコミュニケーションが成立しうると考えられている背景には,コンテキストや場面状況を考慮に入れた意味解読のコードが存在するという暗黙の了解がある。…

【翻訳】より

…こうして原語から翻訳言語への〈転移〉が行われ,さらに,受容者が適切に理解・受容できるように〈再構成〉が行われる。ナイダは言語構造について内心構造と外心構造という二つのタイプを区別したが,前者は,話し手が言わんとすることが語の結合により明示的に表現される場合であり,後者は,日本語の〈ボクはうなぎだ〉のように,そこで用いられた語の総計からは文の意味が理解されず,理解をコンテキスト(上例なら料理屋などといった発話の行われる場面)に依存するような場合である。ヨーロッパの諸言語(とくにインド・ヨーロッパ語族に属するそれら)の間での翻訳ならば,言語構造と文化の類似性により,ナイダの3段階説も有効であるが,それらヨーロッパ諸語と日本語との間の翻訳の際には必ずしも有効でないのは,こうした言語構造の根本的相違にもよる。…

※「コンテキスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ゲリラ豪雨

突発的に発生し、局地的に限られた地域に降る激しい豪雨のこと。長くても1時間程度しか続かず、豪雨の降る範囲は広くても10キロメートル四方くらいと狭い局地的大雨。このため、前線や低気圧、台風などに伴う集中...

ゲリラ豪雨の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android