サアグン

百科事典マイペディアの解説

サアグン

スペイン生れのフランシスコ会士。1529年ヌエバ・エスパーニャ(メキシコ)に渡り,トラテロルコの学院で教えながら,インディオに関する民族誌資料を集め,《ヌエバ・エスパーニャ事物総史》を完成した。同書はアステカ文化に関する第一級の史料として有名。
→関連項目クロニスタ

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世界大百科事典 第2版の解説

サアグン【Fray Bernardino de Sahagún】

1499または1500‐1590
スペイン出身のフランシスコ会士。サラマンカ大学で学んだ後,1529年にヌエバ・エスパニャ(メキシコ)に渡り,原住民への宣教とその教育に従事。やがて改宗後も原住民の間に残る異教的要素の根絶には征服以前の文化を知る必要があると考えるにいたった。47年ころ,上長からの指示を契機にサアグンは教え子の原住民から資料を集め始め,20余年の歳月をかけて全12部から成る《ヌエバ・エスパーニャ事物総史》を著した。今日,同書は征服以前のメキシコ研究に不可欠の史料となっている。

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