百科事典マイペディア 「サラマンカ大学」の意味・わかりやすい解説
サラマンカ大学【サラマンカだいがく】
→関連項目サラマンカ
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スペイン北西部カスティーリャ・イ・レオン自治州サラマンカにある公立大学。1218年にレオン王国のアルフォンソ9世によって設立された。スペインおよびスペイン語圏において現存する最古の大学である。14世紀にはボローニャ大学,パリ大学とともにヨーロッパの学問の中心となった。大航海時代には天文学に基づいた航海計画が作られた場所である。また宗教改革時代には,スペインおよびヨーロッパにおけるカトリック神学の中心となった。大学図書館には活版印刷以前の版本や原稿とともに膨大な数の図書がある。スペインを代表する思想家ウナムーノは1891年からギリシア語の教授を務め,その後,学長となった。大学の本部等の建物を含むサラマンカ歴史地区は1988年に世界遺産(文化遺産)に登録されている。外国人に対するスペイン語教育にも定評があり,日本人留学生も多い。1999年には日本企業の寄付による日西文化センターが設立され,日西文化交流の場として活用されている。
著者: 安藤万奈
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報
…1936年に勃発したスペイン内戦では,最初から反乱者側につきフランコもここに総司令部を設置し,新政府がブルゴスで樹立されても,各省庁の末端機関は移動されなかった。また,大学の町としても有名であり,サラマンカ大学は1244年の開校初年度にすでに約1万4000名の学生が入学した。13世紀以降スペインの著名な学者,聖職者,役人はほとんど同大学の出身で,14世紀にはボローニャ,パリ,オックスフォード各大学とともに,西ヨーロッパにおける学問の中心となった。…
…一方,大学の発展に促されて(後に〈大学〉は,〈教皇権〉〈皇帝権〉と並称された),13世紀以降,とくに14~15世紀に,都市や皇帝・国王も,その威信と官僚養成をめざして,大学の創設に積極的に加担した。神聖ローマ皇帝によるナポリ大学(1324)の創設を端緒として,スペインのサラマンカ大学(1330ころ),帝国領内のプラハ大学(カレル大学。1347),ウィーン大学(1365),クラクフのヤギエウォ大学(1364)などの大学が次々と創設された(〈創られた大学〉と呼ばれる)。…
※「サラマンカ大学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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