サガリバナ科(読み)サガリバナか(その他表記)Lecythidaceae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サガリバナ科」の意味・わかりやすい解説

サガリバナ科
サガリバナか
Lecythidaceae

双子葉植物フトモモ目の1科。おもにアメリカ大陸の熱帯亜熱帯に 15属 300余種が分布するが,ミクロネシア東南アジアにも少数の種があってその一部 (サガリバナ〈下り花〉ゴバンノアシ〈碁盤の足〉など) は琉球列島にも自生がみられる。常緑の大高木が多い。葉は大型で互生し,多くは枝先に集る。花は4~6弁,無数のおしべが基部で癒着して束をなし,つぼみの中では反曲している。子房下位で多室,ときに大きな木質果実をつくり,直径 20cmあまりになるものもある (ブラジルナッツなど) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android