ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サガリバナ」の意味・わかりやすい解説
サガリバナ(下り花)
サガリバナ
Barringtonia racemosa
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サガリバナ科(APG分類:サガリバナ科)の中高木。葉は枝先に束生し、ほぼ無柄、倒卵状長楕円(ちょうだえん)形で長さ10~30センチメートル。縁(へり)は波状で、若葉は赤褐色を帯びる。総状花序は下垂して長さ約50センチメートルに達し、花は白ないし淡紅色。雄しべは多数、刷毛(はけ)状で長さ3~4センチメートル。果実は卵形で長さ約5センチメートル。マングローブ林の後背地や湿地に生え、奄美(あまみ)大島以南、および東南アジア、インドなど亜熱帯・熱帯地方に分布する。
[島袋敬一 2021年3月22日]
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