サントメ縞(読み)サントメじま

精選版 日本国語大辞典 「サントメ縞」の意味・読み・例文・類語

サントメ‐じま【サントメ縞】

〘名〙 もとサントメ(一)(一)から渡来した、縞織りの綿布。のち、竪縞(たてじま)で、赤または浅黄のまじったものを称した。唐桟(とうざん)。サントメ。
徳川実紀‐寛永一五年(1638)四月五日「入貢蘭人まうのぼり。酒井讚岐守忠勝に謁して方物を奉る。算留縞二十巻」

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デジタル大辞泉 「サントメ縞」の意味・読み・例文・類語

サントメ‐じま【サントメ×縞】

インドマドラス(現チェンナイ)の港から渡来した縞織りの綿布。紺地に赤または浅葱あさぎの細い縦縞の入ったものが多い。のちに日本でも織られたが、舶来のものをとうサントメ、略して唐サンといった。

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