サンロレンソ(英語表記)San Lorenzo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンロレンソ」の意味・わかりやすい解説

サンロレンソ
San Lorenzo

アルゼンチン中北部,サンタフェ州南東部の都市。州都サンタフェの南約 130km,パラナ川下流部西岸に位置する。南アメリカ独立運動の指導者 J.サン=マルティンが 1813年本拠地として利用した聖堂を中心に形成された町で,現在ロサリオの近郊都市として発展。背後にパンパスの肥沃な農業地帯を控え,トウモロコシアマ小麦,ジャガイモ,スイカ,ヒマワリなどを集散し,植物油,ガソリン,食品,飲料,ガラス,製紙陶器などの工場がある。サンタフェとロサリオを結ぶ道路,鉄道が通る。人口7万 8983 (1980推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のサンロレンソの言及

【サン・マルティン】より

…当時独立軍は,東部とアルト・ペルー(現,ボリビア)における王党派の抵抗に悩まされていた。しかし13年2月サン・ロレンソの戦におけるサン・マルティンの勝利は,東部の王党派に致命的な打撃を与えた。同年北部遠征隊の司令官に任ぜられ,アルト・ペルーの制圧を託されたが,同地方の解放にはチリ,ペルーの独立が先決であることを悟り,メンドサ州知事に就任して同地方でチリ遠征隊の訓練に当たった。…

※「サンロレンソ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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